今大会とても注目していた一戦が昨日行われた。
アルアハリVSパチューカ
両チームとも自分の好きなフォーメーションで戦うので、どのようにぶつかり合いをするのかとても楽しみだった。
前半は、カウンターを狙い少ないチャンスをものにしたアドレヒトが、2点を奪い勝負強さをみせた。
それは逆に、パチューカのボール支配率の高さは、一概に勝利に結びつくことと比例してないということを、アルアハリは前半証明したのだ。
(アルアハリが前半機能したポイント)
・ボールを奪ってからのカウンターを全ての選手が意思統一して、連動して動き、そこに正確なパスが供給されていた。
・特に前線の四人の動き出しが速く、動き続けることができた。
・ディフェンス意識も高くバイタルエリアでは簡単には仕事をさせていなかった。
そして、
後半開始直後にアルアハリはFKから失点してしまう。
ポゼッションが低かったためにボールを奪い追いかけ続けたアルアハリは、徐々にスタミナが奪われていく。
(体力低下が起こす負のサイクル)
→コントロールミスやパスミス。
→コントロールミスしないようにボールに集中しすぎて周りが見えなくなる。
→ミスを何度も繰り返すと受け手の選手が思い切ってスペースに走らなくなる。
→フリーランニングする選手がいなくなると、パスの出し所がなくなる。
→チーム全体の動きが低下。
こうなると、アルアハリの得意のカウンターは影を潜めてしまう。
そうなる前に追加点をと思ったが、試合を優位に進めていたパチューカのポゼッションの仕方が前半と様変わりしていった。
その具体的な違いは、
前半は、
「ボールを奪われないようにするポゼッション」
だったが、
後半からは
「ゴールを奪い続けるためのポゼッション」
に変化したことだ。
もちろん、パチューカはこのままでは負けてしまうので、前半よりも攻撃的になるのは明白なのだが、
・ボール保持者は、より積極的に個々でも仕掛けていく
(ボールキープ→突破へ)
・ボールを受ける選手も積極的に、前方のスペースを狙って受けにいく
(足元→スペースへ)
この攻撃意識の高揚こそが、前半眠っていたパチューカの選手達に火をつけ、監督のエッセンスである選手交代とポジションチェンジが良い味付けをしたのだ。
そして、パチューカは、前線からのプレッシングが前半よりも激しくなり、アルアハリのカウンターの芽を摘んでいき、攻撃のキーマンを簡単にプレーさせないことで相手の機動力をも下げることにも成功していく。
その要因としては、
・パチューカのゴール意識がより高くなったこと
・それに伴って、よりボール奪取意識の高くなったこと
・ポゼッションが低かったためにボールを追いかけ続けたアルアハリは、スタミナを失っていったこと。
後半さらに1点をまたもFKから返し、延長戦に突入する。
そこでも、パチューカの選手の足は止まらない。
自らボールを奪い、自らゴールを奪いにいく。
この精神をもった、パチューカの全選手がフィールドで躍動していた。
その真骨頂が、4点目のシーンだ。
延長も優位に試合を進め、2点を奪ったパチューカが4対2で勝利。
付け加えると、パチューカのボール支配率が高かったために、
アルアハリは、
「ボールを追いかける時間が長く、ボールを奪うためのスタミナ消耗が早くなったこと」
パチューカは、
「点を奪うためのスタミナが途切れなかったこと」
この決定的なスタミナの消費速度の違いが、勝敗を左右させた一要素でもある。
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